マッハドライブで、ドライブをマッハ化!!! [VAIO]
マッハと聞いて、マッハGoGoGo!を連想した人は、、、店長野田と同年代でしょう。ズバリ、アラフォー!?
さて、今日は、「ふくちゃん」さんからお知らせいただいた、アイ・オー・データ製のソフトウェア「マッハドライブ」の話。。。
↑マッハドライブ アイオーデータの直販サイトで、2480円でダウンロード販売。
ブログタイトル通り、このマッハドライブは、ドライブをマッハにするというソフト。。。
全く説明になってないんで、ちょっとまじめに解説を。
当ブログにて、SSDのプチフリ対策をいろいろ模索してきたが、基本的には、そのSSDプチフリ対策ソフトと同じ働きをする。
メモリの一部をSSDやHDD用のキャッシュエリアとして割り当て、SSDやHDDの読み書き時に、その高速なキャッシュを経由することで、高速化を図るわけ。
書き込み時を例にとると・・・まずは、SSDやHDDの10倍近く高速なメモリ上のキャッシュへ書き込む。すると、見かけ上は、書き込み操作が終了したとみなされる。あとは、マッハドライブが、タイミングを見計らって、SSDやHDDへ書き込むわけ。こうすることで、SSDやHDDへのアクセス待ち時間が軽減され、結果、PCの動作が高速化されたということになる。。。
ま、こんな感じ。
で、重要なのが、キャッシュは、メモリ上へ確保されるということ。ふんだんにメモリが搭載されているならまだいいが、VAIO Xや、VAIO Pなどでは、2GBメモリという貴重なメモリを使用するわけで。少しもったいない気もしないわけでもない。なので、やたらめったら、キャッシュの割り当てを増やせばいいというわけでもない。
↑マッハドライブの設定メニュー
この辺は、考慮されていて、マッハドライブの設定では、基本的にオート設定が推奨となっており、搭載メモリー総容量をチェックして、最適なキャッシュ容量を自動割り当てされるようになっている。ちなみに、カスタム設定も可能。
↑カスタム設定画面
カスタム設定画面では、手動設定のほか、オート設定した場合も含めて、現在の割り当て設定などが表示される。↑この画面は、VAIO Xでのオート設定した際のパラメーター。
オートでの割り当てキャッシュ容量は、128MBとなってる。確かに、割り当て後は、使用メモリが、128MB増える。また、カスタムでの最大割り当て容量は256MBとなっていた。
設定できる最大確保容量の上限 |
また、、、非常に残念なのが、このマッハドライブ、32bitOS専用ということ。
ってことで、3GBまでしか認識しない中での、キャッシュ割り当てということになる。
64bitOSにも対応したら、すごいソフトになるだろうに、、、残念;
↓アイオーデータの直販サイトで紹介されている、マッハドライブの紹介動画。
実際に、VAIO Xと、VAIO Pに、マッハドライブをインストールし、オート設定した場合の、それぞれのベンチマークをとってみた。
●VAIO Xの場合 キャッシュ容量128MB
↑店長野田のSSD256GBのVAIO X
左:50MBデータ 右:100MBデータ
左:500MBデータ 右:1000MBデータ
やはり、思った通り、キャッシュ容量128MB以内の50MBデータ、100MBデータ時では、とんでもないパフォーマンスをたたき出している。
が、128MBを超える、500MBデータ、1000MBデータ時には、フツーの速度になってる。
●VAIO typeP(初代モデル)の場合 キャッシュ容量128MB
↑typeP
左:50MBデータ 右:100MBデータ
左:500MBデータ 右:1000MBデータ
VAIO X同様の結果。
●思ったことなど、、、まとめ
50MBデータ、100MBデータでのベンチマークは、確かに強烈!!!
ところが、キャッシュ割り当てを超えるデータ容量でのベンチマークでは、一気にフツーな数値になってしまう。
このことから、単純に言えるのは、キャッシュ容量内のデータやりとりでは、バツグンのパフォーマンスが出るぞ!ってこと。ま、通常の使用では、なかなか100MBを超えるデータのやりとりはないだろう。
また、アイオーデータのサイトでは、マイコンピューターを開いたりといった、通常のエクスプローラーの操作でも効果が出るとのことなので、PC使用全般にわたっての小さな効果が期待できるんだろう。が・・・VAIO XやPでは、、、今ひとつPC使用全般にわたっての効果は体感できなかった。もちろん、128MB内でのファイルコピーやアプリのインストール操作などでは、確かに速い。気持ちいい!
ということで、、、多少メモリ容量に余裕のあるPCや、、、ストレージがあまり高速じゃないもの(プチフリなSSDや、HDD全般)なんかでは、かなり効果が高いと思われる。
2480円という価格を考えると、、、んー、なんかいまいち動作がとろいなぁとお悩みの方は、試してみる価値はあるだろうね。
ちなみに、、、店長野田も購入した、アイオーデータ初の東芝製2.5インチSSDは、、、あくまでバルク品扱い。ソフト類は一切付属してない。12月中旬から発売される製品版としてのSSDには、ちょっと価格が上がるが、マッハドライブの無料ダウンロード兼やその他ツールアプリも付属するようだ。個人的には、バルク品扱いのほうが安くていいと思うけど・・・^^;
↑製品版
最後に、、、64bit対応のバージョンアップを強く希望!!!!
>初代typeZ(高速SSD搭載&64bit7化)で、最新7版VAIO Zに挑戦!!!では、アイオーのSSDを検証!
昔流行ったRAMドライブと考え方は一緒ですね。
一見爆速のように見えるけど、キャッシュ容量を超える大きさの
データには意味がないとこも一緒・・・ho orz
by なむち (2009-11-26 06:45)
OS管理外から使えないのが痛いですね。
もっとも、X25-M使いになってしまった私にはどちらにせよ要らない話ではありますが(^^;;
by Riever (2009-11-26 19:41)
>なむちさん
もちろん、万人向けではないでしょうね。
ちゃんと仕組みを理解した上で、使用すれば、それなりには効果大きいですからねぇ
>Rieverさん
同じく、高速SSD組に仲間入りした身としては、メインのZ様には全く無用^^
ネットブックなんかには、いいんじゃないですかね
by てんちょ (2009-11-27 10:38)
64bit版も出るようですね。
--抜粋--
マッハドライブ 64bit版(対応OS Windows7 / WindowsVista)は、12月下旬にリリース予定です。
尚、既にご購入済みのお客様には無償アップデート予定です。
詳しくは正式な発表をお待ちください。
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by ユンカース (2009-12-01 21:22)
その情報見ました見ました!
64bit対応のこの手のソフトって、、、あまり心当たりないだけに・・・。
超期待です!!!
by てんちょ (2009-12-02 10:39)
自分も確かに、インテルSSD(第2世代)使ってますが、マッハドライブで多少(本当に多少でしょうがw)速度はあがるでしょうし、何より書き込み回数が減らせるという点ではかなり使えるのではないかと期待してます。
むしろ、SSD使用者にとっては、書き込み回数が減って、寿命が延びるという点をプッシュしてほしいところですねw
by yoshi (2009-12-27 23:00)
SSDのMLCタイプは、1万回制限という寿命と言われてますが。。。
いろいろ調べてみましたが、個人的には、1万回は、自分にとっては、「寿命は気にする必要なし」という考えに到達してます^^
とある方の実験では、実際にSSDのカキコミ実験を行い、「本当に壊れるまで」を測定しています。その結果では、もっともハードな使用だと思われる「動画編集&リッピング」での使用で、128GBのSSDで、1日10時間使用で、寿命44~50年だそうです。同じ条件で、オフィスでの使用を想定した場合は、なんと176~200年という結果です。
個人的には、非常に興味のある実験で、これは、使ってないSSDで、実験してみないと!
と思ってます。1ヶ月とか、、、壮大な実験になりそうですけどねー^^;
by てんちょ (2009-12-30 10:34)